初めての出産を迎え、まず最初は2−3時間おきの授乳。
「赤ちゃんってこんなにずっと起きているの?」そう驚いた新米ママは多いと思います。
案外夜遅くにでも赤ちゃんって起きています。
親子揃って、「いまいち生活リズムがよく分からないなぁ」
なんて思いながらもダラダラ毎日を過ごし続けていると、気づいた時には子どもは2歳。
あれよあれよと3歳。
「あれ?来年から幼稚園入園?9時までに登園?ウッソーっ!」
『やばい!生活リズムが整っていなかった!!!』
と言って、慌てて生活リズム改善に努め始める新米ママさん。
そんな方も少なくないのでは?
私の周りのママ友は口を揃えて、こう言っていました。
「小学校入学までに生活リズムを整えておくべきだった!」と。
我が家では、小さな頃からの習慣で「超早寝早起き」の生活リズムをつくることができました。
その早寝早起き生活に行くつくまでのプロセスをご紹介できたらなと思います。
もちろんワーママさんや状況や家庭環境によっては難しいことも多いと思いますので、どうぞ気楽に話を聞く程度〜くらいに覗いていってみてください♪
- 早寝早起きのリズムは、子供のペースに合わせず、3歳までに親が整えることが大事
- リズムを整えるのに「絵本の読み聞かせ」をうまく活用する
- 実体験でわかった早寝早起きで「得すること」と「デメリット」
早起きリズムの整え方
小学校へ入学すると、何時に登校だか知っていますか?
小学校は8時までに登校が多いと思います。
つまり家を出発するのが、7時30分頃が平均といったところでしょうか。
(もちろん地域差があると思いますが。)
ちなみに、学区域ギリギリの場所に住んでいる我が子は7時ピッタリに家を出ています。
小学校入学前に生活リズムを整えるのじゃ遅い!
一体いつまでにすれば生活リズムを整えるべきなのか!?
私は、「3歳までに早寝早起きの習慣をつけておく!」事が大事だと思っています。
一度、子供に習慣づいてしまう生活リズムって改善するのが結構難しいんです。
大人より難しいと思っています。
でも、3歳までなら大丈夫!
実際、幼稚園や学校に合わせて急に生活リズムを整え始めたママ友からよく聞いた言葉が、
「起こしたはいいけど、朝は食欲がないみたいで全然食べないの〜」とか
「無理やり起こしたから機嫌も悪くて、着替えさせるのでさえ、一緒に手伝って一苦労…」とか。
保育の勉強を短大でしていた時に知った、「三つ子の魂百まで」ということわざがあります。
(=3歳頃までに人格や性格は形成され、100歳までそれは変わらない。」という意味で使われる言葉です。)
要は、生活リズムもその感覚です。
ここが大事なポイントです。
子供のペースに合わせてはダメ。
「まだまだおもちゃで遊びたそうだったから〜」
「テレビを見たがってつい長見させちゃったら気づいたら21時を過ぎていて〜」なんて
そんなセリフもよく耳にしました。
少し強引な位でもいいと思っています。
早寝に導く魔法の言葉
早寝早起きへの最初の関門は、早く寝かせることだと思います。
寝かせようとして、布団に連れて行ってもなかなか寝てくれない。結局、布団の上でおもちゃで遊んじゃう。親が管理すると言っても、なかなか上手くいきません。
そこで、我が家で実践した「魔法の言葉」を紹介します。
え?ただそれだけ?半信半疑の方も多いかもしれませんが、
この短い文章の中にも、大事な2点が含まれていることに気づきますか?
まず1つ目は「あ、寝なきゃいけない時間なんだ」という意識を子供の中に落とし込む事ができます。
こうすることで、「○時になったら寝る時間なんだ」と成長が進んでいくにつれて、時間を目で見てわかるようになります。
そして2つ目は、「本を読んでもらえる」という子供の要望を叶えてあげる点です。寝る前の恒例行事=本を読んでもらえる楽しい時間というイメージに繋がっていきます。
子供ってなんとなく、「寝たくない。」「まだ起きていたい。」とあまり寝ることに対してつまらないイメージを持っている子が多いと思いますが、
この魔法の言葉をかけてあげるだけで、
寝る前の時間が、子供にとって至福な時間へと変わるんです。
我が子の例
寝る前に、必ず絵本を読み聞かせるをずっと実践してきた結果、寝る時間と起きる時間が具体的にどのように変化してきたかを我が子の例をお伝えします。
1歳半ごろ
- 13時ごろに約2時間半のお昼寝
- 夜は20時頃就寝の10時間睡眠で、朝6時起床が習慣化
- トータル睡眠は12時間半
4歳ごろ
- 徐々にお昼寝がなくなる頃
- 昼寝を最低でも30分〜1時間した上で、
- 夜は20時就寝の10時間睡眠で、6時起床。
- トータル睡眠11時間
6歳ごろ
- お昼寝が完全になくなってから、寝る時間が少し前倒しに。
- 夜は19時半就寝の10時間睡眠で、5時半起床。
- 小学校の先生にも驚かれますが、本当に早寝早起きのリズムができあがっています。
- もちろん、小学生になっても、幼稚園児の弟と一緒に寝る前の読み聞かせは続けています。
ちなみに、絵本は年齢に合わせたものなので、下の弟にとっては、自分用の絵本とお姉ちゃん向けのちょっと背伸びした絵本を一緒に見ることになるので、ことばの学習が早くなりました。
『早寝早起きは三文の徳』こんなにお得な事があります!
『早寝早起きは三文の徳』と言いますが、
子供において、早寝早起きのメリットは、そんなもんじゃありません。
実際、医学的にも「寝る子は賢く育つ」と認められています。
医学的見解ではなく、私が子供と生活していて経験談から、
早寝早起きをした子ども達を例に、徳したな〜と思うこと、簡単にお話しします。
叩き起こさないで済む
我が子たちは、まず、自分たちで目を覚まし、起きます。
つまり、親である私たちが「起きなさい〜!時間よ〜!」なんて言い、起こしたことがないんです。
それは他のお母さんと話している時に「毎朝、起こしに行くのが一苦労で大変だ。」という言葉を聞いて、我が家が、他と違うんだと気づきました。我が家にとってはそれが普通。
もっと言えば、夏はちょっぴり早め、冬はちょっぴり遅め、陽が昇ったら目覚めるという形です。
姉弟どちらもです。
休みの日なんか、私が夜更かししたり平日の疲れをとりたくて、お寝坊さんをしていると、子供たちは子供たちだけで起きて、勝手に遊んだり、勉強したり、朝食の時間まで好きな時間を過ごします♪
親の目もなく、好き勝手、部屋の中でおもちゃで遊んだりすることを逆に楽しんでいるようにも見えます。
朝ご飯を残さず食べてくれる
早く目覚めて朝ごはんの時間まで、お休みの日なんて、2時間くらい遊んでいるので、お腹も空くわけです。
しっかり食べて、しっかり朝のうちに排便も済ませています。
基本、朝ごはんは残しません。
夕飯時に、眠くてグズる事ない
夕飯時にグズグズされるのってストレスですよね。
夕飯食べながらウトウトされるのも厄介ですよね。
お昼寝している年齢の時には、幼稚園から帰宅後もお昼寝をしているので、一番忙しい夕方の時間帯にも特にグズる事なく、夕飯を待っていられる事ができます。
また、幼稚園バスを利用するお子さんは、帰りの幼稚園バスで寝ている子が大半で、いつも我が子だけが起きていて、他のお友達は充電切れで爆睡。
きっとバスを降りてから抱っこでお家に帰ることになるのかな?寝起きの機嫌がいいと良いのですが…どうなのでしょう?大変そうだなと思っていつも眺めてみていました。
夜は、自分だけのフリータイムの時間がとれる
夜遅くまで子供が起きていると、テレビもゆっくり自分の好きなチャンネルをつけられないし、とにかく、子供がいると、自分の優先は下がってしまいます。日中も忙しく家事や育児しているお母さんにとって、子供と離れて自分の好きなことをする時間って、全くないのが普通です。
でも、子供が早く寝てくれると、そのあとは自分だけの貴重なフリータイムになるわけです。しかも毎日。
私の場合は、気づいたら私も子供と同じ時間のサイクルになってしまって、寝かしつけながらうっかり寝落ち、、、という日々なのですが(笑)
それでも子供達が早く寝てくれることで、1日の終わる時間が多少なりとも長く感じれることは確かです。
唯一のデメリットもある?!
幼稚園入園前から徹底した早寝早起きリズムの子供達。
良いことばかりのように聞こえますが、実践している我が家が感じる具体的なデメリットもお伝えします。
実際に我が家であった話です。お友達は21〜22時就寝が日常の家族と、1泊旅行へ行きました。
夕飯時(19時から、ホテルにて夕飯タイムに入った。)には極限状態に眠くなり、夕飯も前半でほぼ完了。
後半はほぼ机を枕に寝ていました。(笑)
夕飯タイムが終わり、夕飯会場を後にした時には、当時4歳だった息子はお父さんに抱っこでホテル自室に戻り、そのまま就寝の流れ。
旅行ってホテルのお部屋で夜遅くまでお友達家族とワイワイ楽しむ〜♪が、醍醐味のイメージでしたが、非常に健全に(笑)21時には解散してバタンキューでした。
且つ、普段、部屋を真っ暗にして寝ている我が家なので、ホテルの部屋の中も21時には真っ暗。(家族だけの旅行時には20時には真っ暗です。)
なので、大人はヒソヒソ声で会話、携帯の電気や、ギリギリ常夜灯などの豆電球だけをつけてホテルの夜を過ごすことにはなります。
以上のように、旅行の夜だけは、大人が多少の我慢をすることにはなると思います。ですが、毎日が旅行ではありません。
子供の未来は無限大です。
どっちを優先するかは、考えずとも、選択できるような気がします♪
一緒に、早寝早起きリズム生活、頑張ってみませんか♪